大盛り上がりの千穐楽からだいぶん経ちましたね。ネットではいまだに余波が続いているようです。僕としてもしばらく次への準備期間なので時間があるときに関連のツイッターやブログを見たりしてます。中でも嬉しかったのは「歌詞が聞こえて音楽部分で笑えた」というもの。まさにこの舞台で目指していたものなんです。
これは僕がコメディーミュージカルに関わらせてもらって常に思う事なんですが、コメディーの場合、より歌詞が聞こえないと途端にお客様は置いていかれてあっという間につまらないものになってしまう、ということ。「え?今何て歌ったの?」というのが多いと結局音楽の部分がただの歌になってしまうんです。なのでそのことを稽古中にすでに雪組の皆さんに伝えました。実際芝居部分では笑えるのに歌部分では全然笑えない、という上演って多いと思うのです。そんな時に圧倒的に感じる事は「何を歌ってるの?」という状態になること。
メロディーのラインと日本語歌詞がズレてしまうのは翻訳ミュージカルには良くあることですが、稽古中楽譜を見たり台本を見たりしてると大丈夫なのに、何も見ないで音だけに頼ると途端に何を歌ってるのかわからなくなるんです。演じる側も歌詞がわかっていて、見ているスタッフも何回も聞いてるうちにわかった感じに聞いてしまう、ありがちなんですが、コメディーの歌詞って突拍子もない単語が混ざるので、それが100%(近く)伝わらないとお客様はそこで立ち止まってしまうわけです。なので雪組のみなさんには今回そこを大事にしてもらい、結果『歌も面白かった!」といってもらえるところを目指したのです。なのでこの評価には手放しで喜びたいと思うのです。
もう一点今回是非目指したかったのが良い意味で「えーと、ここ宝塚だっけ?」と思ってもらえること。これに関してもそんなお言葉を発見したのでかなり喜んでます。
まあとは言っても彼女ら雪組のポテンシャルが高かったからだと思うし、吸収力も半端なかったからこその成功ですけどね。
打ち上げではいつかまた一緒にやりたいねーと言って別れました。実現するかどうかは偶然の力が必要なんですけど^_^
そうそう、さすがに千穐楽の次の日は疲れからか倒れました。もうだんだん復活してますので大丈夫ですが。次は『
エリザベート』『ペテン師と詐欺師』と続きます。ちょっとここで一休みかな。
そうそう!このブログにも余波が続いてます!
4月5日〜7日 奈良県下北山村にある七色ダムで、JBTOP50 第一戦 ゲーリーインターナショナルカップが開催されました。
今年のツアー5戦の中で唯一、自分の得意なサイトフィッシングのスタイルがハマりそうだった一戦だけに「チャンスはここしかない」と意気込んでいました。
プリプラクティスは、計4日。
オフィシャルプラクティスを3日間取り、試合まで調整していきました。
プリプラクティスと試合の時とでは、気候や魚の状態も全く違っていたため、プリプラで見つけた事は試合にほとんど生かせなかったですが、新技の収穫だけアリだったプリプラクティスでした。
一方、オフィシャルプラクティスの感触は良く、冬の間から東条湖で練習していたi字系の釣りがハマり、”i字を止めて食わせる”という釣り方をだけを見つけて、ルアーのセッティングを煮詰めただけ。
オフィシャルプラクティスが三寒四温の”寒”のタイミングだっただけに、プラの結果や魚の動向などはほとんど気にせず、水曜日のプラクティス最終日だけ「魚の動き方」にフォーカスして、魚には触らずプラクティスを終えました。
試合初日
朝から入りたい
エリアにも入れて、粘る事も出来ましたが、なんせミスだらけ。
試合の途中から”アワセ方を変える”アジャストが奏功し、なんとか4500gの最低限ウェイトまで持っていけました。
試合二日目
初日と同
エリアからスタートし、4匹目を釣った頃に山岡プロと
エリアバッティング。
そのまま山岡プロのリミットメイクまで目撃してしまい、初日の6660gと目の前で釣られた目測の足し算をすると、山岡プロの合計ウェイトは目測約12kg。
このままでは追い付かないと、何か違う事をして爆発しなければと思って思い付いたのが、結果的に今回のウィニングルアーになった「ギルロイドjr ブーツテール」の寒鮒 銀カラーでした。
釣り方をシフトしてすぐに、2800gのビッグフィッシュをキャッチし、1時間半後には2kgクラスもキャッチ。
i字で揃えたベースも良かったため、11時には今大会の最重量スコアである7450gは揃っていました。
その後は、追加を狙いに行くもなかなかビッグフィッシュとは出会えず、そのまま帰着となり予選2位で通過。
試合最終日 決勝
暫定首位の山岡プロとの差は約400g。
この日も朝から
エリアバッティングし、真横で1500gのナイスフィッシュのランディングシーンを目撃。
一方自分は、300g程度のキーパーサイズが2匹釣れただけで、朝から波に乗り切れなかった。
その後、得意のサイトフィッシングを駆使しビッグフィッシュをキャッチする事にはなったものの、ミスが多すぎて、今も思い出したくないくらい。。
最終日、心境のアップダウンが激しすぎて、胃が潰れそうになったミハラの詳細は、ルアーマガジンさんが同船して下さっているので、是非発売を楽しみにして頂きたいです。
そして、結果から言うと最終日は4匹で4470g。
300g差をかわし、TOP50初優勝を掴む事が出来ました!
優勝決定の瞬間↓
今回、どうしても優勝したい理由があり、本当に勝ちだけに拘り切れた試合だったと思います。
そして今までとは違う、「TOP50で優勝する」という価値に対する心境の変化もあったり、何せ気持ちが入って、どれだけミスをしようとも不思議と全く折れないメンタルも勝因として大きかったように思います。
その支えとなったのは、応援して下さる皆さんの声援が本当に大きかった。
本当に本当に、ありがとうございます!!!
そして、僕をサポートして下さるスポンサーメーカー様にもこの場をお借りして感謝申し上げます。
さて、何より今回のMVPルアー。
間違いなく、ギルロイドjr ブーツテールの寒鮒 銀。
コチラは、昨日放送となったThehitのロケで仕留めた59cm。
生野銀山湖のザヒットロケで、59.57.55cmという大事件を起こしたのも、ギルロイドjrの鮒カラー。
試合前に行ったロケで、生野銀山湖で鮒カラーを使って、その破壊力を再確認出来ていた事は今回の試合にも大きく影響していたと思います。
基本的な使い方などは、ルアーニュースRでのウィニングルアーインタビューや、もうすぐ始まる隔週連載の記事にも書きましたので、是非そちらをご覧下さい!
ブルーギルが活発に動き出すまで、バスがスポーニングを終えるあたりまでは、間違いなく鮒カラーが必要だし、有効!!
それを実証した形となった優勝になって良かったです。
ま、それでもミスだ
らけだった今大会。
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弥栄ダム戦の時は「やり切った感」があったのに、今回は優勝しても正直、消化不良。。
優勝して、周りの応援して下さる皆が喜んでくれた事には本当に嬉しいけど、試合内容は「もっとやれたのに」、「こんなもんじゃない」という悔しい気持ちでまだまだ悔しい。。
試合が終わってからも、SHU7の生みの親である修平さんと居残り練習。
TOP50の20代前半のメンバーも暗くなるまで、練習してたし、”まだまだ”と思う事が本当に大切だなと刺激を貰いました。
ミスを減らすには、場数と準備!とにかくもっともっと練習です。
シーズンは始まったばかり。ここからは上位に絡んだ事のない湖ばかりですが、気持ちで食らいついていきたいと思います。
一先ず、沢山の応援をありがとうございました。
本当に本当にありがとうございました。
もし宜しければ、また次戦からも全力で戦っていくので、今後とも応援宜しくお願い致します!!
p.s
TOP50の現場で、僕の釣りを見て下さっていた冨樫さんのブログが面白いです(^^)
自分でも、そんな所を暴かれるとは意外でした(笑)