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やっててよかった将棋

その後、

義母が抱っこ紐装着しながら、

ばぁちゃん、チビが変なとこから出てるよ

腰ベルトどんだけ伸ばすん？

うちをデブって言いたいん？！

なんて会話がなされてましたが、

そんな中で

私の味方してくれた人がいたんです

義父、

おい！

何やってるんだ！

チビはおもちゃじゃないんだから、

遊び物にするな！

好きに扱ってから…お前はいいから座っとけ！

お義父さん…

普段何も言わずiPadで将棋ばかりしてるお義父さん…！

やっぱりお義父さんだけは

分かってくれると思ってたんです…

ほら見ろ、お義父さん怒っちゃったよ、

これで少しは反省しろよ、

ハッハーいい気味だ

義母早く席に戻れよ！

だからばぁちゃんそうじゃないって！

ああっ、背中のベルトが止まらないなんでぇ？

ワーン…だから太り過ぎなんだって！

エーン、ワーン、エーン

お義父さん…

誰も聞いてません…

やっぱり発言力、

ないんですね…

エルゴを装着した義母は満足そうに

３０分くらい外を散歩してました。

チビは〜いい子ですよ〜という謎の歌を歌いながら…

まぁ、いいです。

でもね、

イラっとしてくださった皆さん。

皆さんの想像以上に

義母がエルゴをしてる図はかなりシュールだぞ

独学で極める将棋

【　投了図・１３８手目△７七龍　】

投了図での持ち駒

▲佐藤九段：　角、金２、銀、歩

△三浦九段：　桂、歩５

昨日行なわれました

第７８期Ａ級順位戦/５回戦の好カード

注目の「三浦弘行九段－左藤天彦九段」は

上図１３８手までで、後手・三浦九段が勝利。

９７手目▲８五歩。

上図での持ち駒

▲佐藤九段：　角２、桂２、歩３

△三浦九段：　歩２

戦型は「角換わり相腰掛け銀」の最新形。

最初の仕掛けから三浦九段が一方的に攻め続け

先手の佐藤九段が専守防衛に徹する異例の展開に。。

すでに最終盤戦模様で迎えた、夕食休憩明け直後の一手に

佐藤九段は２時間２分の大長考の末、▲８五歩と飛車先を受け

苦しい中での局面打開を目指します。。

１２５手目▲７五角。

上図での持ち駒

▲佐藤九段：　角、金、銀、歩２

△三浦九段：　桂、歩３

佐藤九段の我慢は実り、戦地からの玉の脱出に成功。。

なおも執拗に迫る後手の攻撃軍を懸命にかいくぐりながら

攻防手を放ち、形勢逆転を狙いますが。。

【　投了図・１３８手目△７七龍　】

投了図での持ち駒

▲佐藤九段：　角、金２、銀、歩

△三浦九段：　桂、歩５

三浦九段は最後まで激しく、厳しく。。

形勢を手放すことなく攻め倒し、上図の局面をみて

佐藤九段はついに力尽き、無念の投了を告げました。

終局時刻は午前０時１６分。

研究将棋の申し子を力づくでねじ伏せた

三浦九段が順位戦３勝目（２敗）を飾りました。。

一方、敗れた佐藤九段は１勝４敗となり

悲願の名人挑戦はほぼ絶望的となりました。。

□□□

神童の再出発は来週火曜日（１２/３）

将棋大特集！

「僕が中学になった時に年の離れた妹が産まれたんです。女の子を欲しがっていた両親は本当に可愛がっていました。僕も一人っ子だったから兄になれて嬉しかった…」

「妹って可愛いよな、俺にも少し下の妹がいる」

「家族にとって、天使のような存在でしたね…泣いても怒っても可愛いって笑えました。僕もオムツ交換したりミルクをあげたりしましたよ。ハイハイが出来るといつもついてきて、良く僕の胸の上で眠ってくれました。僕が学校に行く時は玄関で泣いて大騒ぎして…」

とても綺麗な目を遠くを見つめるようにして話す

「保育園に行くようになって…僕が連れて行く時もよくありました。手を繋いで歌ったり甘えて抱っこしてって言ったり…

その日もいつものように手を繋いで歩いていて、もう目の前が保育園だったんです

お友達を見つけて手を振って……」

間があいて…空を見つめる

俺は黙って手を握ってあげた

その手を見えるみたいに見つめて…

「僕達の…、何人かいた保護者と園児の固まりに……ワゴン車が突っ込んで来たんです…

まるで狙っているように…将棋倒しみたいに…」

俺はぎゅっとチャンミンの手を握った

もう俺の手はそこにない感じだった…

「僕は妹を抱いて庇いました…。悲鳴と何か擦れる金属音と…フロントガラスに映る光？

それが僕が見た最後の物でした……

気がついたら病院にいて、父がチャンミンと呼んだのを覚えています

頭が割れるように痛くて…真っ暗で、夢を見ているのかと思いました…

女の人の声がして、また眠りました」

遠くを見つめるようにして、水を飲んだ

「……母さんの泣き声が聴こえて、母さん？と呼んだら…泣きながら痛い？と聞いてきて、僕はまだ夜中なんだね、頭が少し痛いけどさっきよりマシだよって小さな声で答えたんだ。

父さんが夜中じゃないから、普通に声を出しても大丈夫だって言ってたな…

僕は何があったのか、何でベッドに寝ているのかわからなくて…僕はどうしたの？妹は？どこにいるの？ここはどこにいるの？と色々と聞いた覚えがあります

母さんが泣いて…父さんが何か言ってた

僕は腕が上がらないし、背中も足も痛いからそう言っていたら男の人の声がして…

君は今病院にいると教えてくれました

自己紹介をされて、僕が痛い原因を簡単に説明してくれて…

僕はその時はあまり記憶も無くて、ただ妹はどうしたのか気になって聞いたんです

僕は一週間眠っていたこと、車にぶつかり身体中が痛むだろうことを説明した後に、僕の手を持って僕の顔を触らせたんです

わかる？って聞かれて…頭も目も包帯をしているんだよって言ってた

何で？って聞いたら母さんが泣いて、先生が手術したんだよって言って少しずつ思い出そうねって、また少し眠りなさいって…

妹が亡くなったと知ったのはもっとあとで…僕が失明したと知ったのは更にずっとあとだったんです

毎日妹は？って聞いても両親には答えてもらえなくて、口を滑らした看護師さんから聞いて知ったんです

事故の事を少し思い出したのはその時で…僕は妹を庇って怪我をしたと

でも…守ってあげられなかったんだよね

ショックで…両親に謝って…たくさん謝って…

先生が君は悪くないし、こんなに大きな怪我をしているんだよって言って

少しずつ治そうって話してくれました

半年かけて骨折していた所を治して、リハビリして…目が見えないから退院後のためのリハビリをしたり、カウンセリングを毎日受けました

家に帰っても…家の中を記憶だけでは歩けなくて、あちこちぶつけながら覚えました

妹の服を触った時に……初めて鮮明に思い出して服を抱いてたくさん泣きました

学校も変わって、友達も会わなくなって…

家にいると母さんがいつも泣いていて、高校には行かせてくれたけど

家の中はどんどん空気が悪くなってしまったんです

天使を亡くして…母は悲しみの原因を僕が守れなかった事で責めて納得しようとするようになってしまったんです

父はそんな母にも…失明した僕にも疲れてしまって喧嘩が絶えなくなってしまったんです」

イチゴ🍓エム

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