船長 目・腰・ノドにコンチネンタル。
船長という奇跡
待ち時間は100分とのご案内。
新しくできた自動販売機を通り過ぎ、
ミステリアスアイランドが見えてきた。。
スロープを登り切ったら、
やっとメディテレーニアンハーバーが見えてきた。
ここからアトラクション付近をぐるぐる折り返しまして
進む、進む〜。
ここまでで、約60分。
そしてここからもさらに歩きまして
そんなこんなで、ソアリンに並び始めたのが
船長があれば 晴れた日は、猫になりたい。
41話目では
春
42話目では
夏
ここ43話目では
秋
・・・というふうに
最後の1年を書いています
人物紹介
智の奥さん・・・「はる」
長男・・・「和也」
次男・・・「翔太」
潤の奥さん・・・「かすみ」
長女・・・「翔子」
次女・・・「雅」
・・・わかりやすいようにドラマの共演者の方や
じいじたちの一文字をもらいました。
よろしくお願します
満月。
しょーちゃんは
庭のデッキチェアに横になって
皆でお月見をした。
「今夜は過ごしやすいね」
「そうだな・・・」
秋の虫の声を聴きながら
「何のむ?」
「梅酒」
「最近ブームだね」
「何だかな
はるちゃんが漬けた梅酒がチョー旨い」
今夜は中秋の名月
嫁たちが作った
月見団子を狙う
孫たち
「まぶしいくらいだな」
「ホントだね」
「えーー?じいじ
サングラスする?」
「カッコイイだろ?」
月がまぶしいと
しょーちゃんがふざけて
サングラスをかけ
雅(ミヤビ)に突っ込まれる
「それに。
これはサングラスじゃない」
「だって黒いじゃん?」
「サン・・・じゃない。
ムーングラスだ」
「・・・何それ」
「だって、さえぎってるのは
月の光だろ?」
「あああっ!
確かに。
ムーンって月だもんね」
「そう。じいじはさー
上向いてることが多いから
まぶしいんだよ」
「なんか見える?」
「見える見える。」
「えーーー?なに?
うさぎさんならあたしも知ってるよ?」
「いや、雅(ミヤビ)うさぎさんはいねぇなぁ
アームストロング船長が見える」
「何?船長?」
「アーム・・・」
「アーム?」
「ストロング・・・」
「ストロング」
「船長」
「アームストロング船長。」
「そう。」
「ってだれ?パパ知ってる?」
「知ってる。でも今は月には誰もいねぇと思うけど」
「潤・・・。夢がないなー
翔太(智の次男)は
知ってるだろ?」
「アポロ計画の事でしょ?」
「翔太!よく知ってるな」
「行きたいんだ~宇宙」
「壮大な夢だな」
「星の話は沢山したね」
「そうだな・・・」
「しょーちゃんが話してくれる
ギリシャ神話は
本当に面白かったよ」
「どの話が好きだった?」
「やっぱり
ポセイドンとか
アポロンとか・・・
残念な神様も大勢いたけど
くふふふふふ」
「よく覚えてるな」
「しょーちゃんの本で描かれていた
アポロン。
かっこよかったの
・・・まだ持ってるよ、
あの絵本」
「うそだろ?」
「ホント・・・だって
あの鉛筆だって
しょーちゃんもっててくれてるでしょ?」
「そこに・・」
ガラスの瓶に入れられた
小さな鉛筆
「うん・・。」
少し・・・罪悪感にさなまれる小さな鉛筆
僕にとっては飾り物でしかなかった鉛筆
しょーちゃんにとっては
大切な消耗品だった
僕を思って何十年も大切にしてくれた
思い出の鉛筆
「しょーちゃん・・・
愛してる・・・。」
「雅紀・・・」
そうやって抱きしめてくれるしょーちゃんの腕
変わらず優しくて
「俺も・・・愛してるよ」
こうして傍にいられる
しあわせ
Fron・・・Masaki
最近よく思う。
呪って呪ったガキの頃の記憶
雅紀がいなかったら
俺は一人だった
たった一人で
いつまでもその記憶を呪って
孤独を呪って
病気を呪って
ろくでもない人生のまま・・・
もうとっくに死んでいたかもしれない
なのに・・・。
もしも俺のあの時期が平穏なものだったら
雅紀と普通に兄弟だったら
雅紀とはこういう関係にはなりえなかった
俺がもし普通の恋愛をしていたら
偶然再会したあの町にはいかなかった
奇跡の再会だった
「だからね、あの再会は
必然だったんだよ・・」
あの週末
あの時間
あの場所で・・・
確かにそうだった
もしも俺があの場に行かず
そうしたら雅紀は・・・
もう人間として終わっていたかもしれない
極端な言い方すれば
雅紀が迷わずあの店にたどり着いていたら・・・。
手遅れだったかもしれない
帰った時間が少し早くて
雅紀が終電に間に合っていたら
俺達はあれきりだったかもしれない
すべてのことに
感謝出来る今・・。
「雅紀・・ありがとう
愛してる・・。」
From・・・Sho
おは翔ございます
「いいね」…ありがとうございます
「いいね」は最高のご褒美です
それをたくさんいただけて。
書いてよかったなって思います
お読みいただき
ありがとうございます
船長 緑豊かな大地とともに
41話目では
春
42話目では
夏
ここ43話目では
秋
・・・というふうに
最後の1年を書いています
人物紹介
智の奥さん・・・「はる」
長男・・・「和也」
次男・・・「翔太」
潤の奥さん・・・「かすみ」
長女・・・「翔子」
次女・・・「雅」
・・・わかりやすいようにドラマの共演者の方や
じいじたちの一文字をもらいました。
よろしくお願します
満月。
しょーちゃんは
庭のデッキチェアに横になって
皆でお月見をした。
「今夜は過ごしやすいね」
「そうだな・・・」
秋の虫の声を聴きながら
「何のむ?」
「梅酒」
「最近ブームだね」
「何だかな
はるちゃんが漬けた梅酒がチョー旨い」
今夜は中秋の名月
嫁たちが作った
月見団子を狙う
孫たち
「まぶしいくらいだな」
「ホントだね」
「えーー?じいじ
サングラスする?」
「カッコイイだろ?」
月がまぶしいと
しょーちゃんがふざけて
サングラスをかけ
雅(ミヤビ)に突っ込まれる
「それに。
これはサングラスじゃない」
「だって黒いじゃん?」
「サン・・・じゃない。
ムーングラスだ」
「・・・何それ」
「だって、さえぎってるのは
月の光だろ?」
「あああっ!
確かに。
ムーンって月だもんね」
「そう。じいじはさー
上向いてることが多いから
まぶしいんだよ」
「なんか見える?」
「見える見える。」
「えーーー?なに?
うさぎさんならあたしも知ってるよ?」
「いや、雅(ミヤビ)うさぎさんはいねぇなぁ
アームストロング船長が見える」
「何?船長?」
「アーム・・・」
「アーム?」
「ストロング・・・」
「ストロング」
「船長」
「アームストロング船長。」
「そう。」
「ってだれ?パパ知ってる?」
「知ってる。でも今は月には誰もいねぇと思うけど」
「潤・・・。夢がないなー
翔太(智の次男)は
知ってるだろ?」
「アポロ計画の事でしょ?」
「翔太!よく知ってるな」
「行きたいんだ~宇宙」
「壮大な夢だな」
「星の話は沢山したね」
「そうだな・・・」
「しょーちゃんが話してくれる
ギリシャ神話は
本当に面白かったよ」
「どの話が好きだった?」
「やっぱり
ポセイドンとか
アポロンとか・・・
残念な神様も大勢いたけど
くふふふふふ」
「よく覚えてるな」
「しょーちゃんの本で描かれていた
アポロン。
かっこよかったの
・・・まだ持ってるよ、
あの絵本」
「うそだろ?」
「ホント・・・だって
あの鉛筆だって
しょーちゃんもっててくれてるでしょ?」
「そこに・・」
ガラスの瓶に入れられた
小さな鉛筆
「うん・・。」
少し・・・罪悪感にさなまれる小さな鉛筆
僕にとっては飾り物でしかなかった鉛筆
しょーちゃんにとっては
大切な消耗品だった
僕を思って何十年も大切にしてくれた
思い出の鉛筆
「しょーちゃん・・・
愛してる・・・。」
「雅紀・・・」
そうやって抱きしめてくれるしょーちゃんの腕
変わらず優しくて
「俺も・・・愛してるよ」
こうして傍にいられる
しあわせ
Fron・・・Masaki
最近よく思う。
呪って呪ったガキの頃の記憶
雅紀がいなかったら
俺は一人だった
たった一人で
いつまでもその記憶を呪って
孤独を呪って
病気を呪って
ろくでもない人生のまま・・・
もうとっくに死んでいたかもしれない
なのに・・・。
もしも俺のあの時期が平穏なものだったら
雅紀と普通に兄弟だったら
雅紀とはこういう関係にはなりえなかった
俺がもし普通の恋愛をしていたら
偶然再会したあの町にはいかなかった
奇跡の再会だった
「だからね、あの再会は
必然だったんだよ・・」
あの週末
あの時間
あの場所で・・・
確かにそうだった
もしも俺があの場に行かず
そうしたら雅紀は・・・
もう人間として終わっていたかもしれない
極端な言い方すれば
雅紀が迷わずあの店にたどり着いていたら・・・。
手遅れだったかもしれない
帰った時間が少し早くて
雅紀が終電に間に合っていたら
俺達はあれきりだったかもしれない
すべてのことに
感謝出来る今・・。
「雅紀・・ありがとう
愛してる・・。」
From・・・Sho
おは翔ございます
「いいね」…ありがとうございます
「いいね」は最高のご褒美です
それをたくさんいただけて。
書いてよかったなって思います
お読みいただき
ありがとうございます
船長 関連ツイート
https://t.co/A0IKLDYNfZ
次はるしあですね🦋
船長は…!今日は一日中高音の歌を歌ってちょっとノドが疲労してるので休むことにします💦
明日はおうちにいれるので配信しますよ✊!!