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忙しい方応援団

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ショックだな

ショックだな もっともっと、いいケータイへ。

投稿日:

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高校1年生の夏休み真っ只中
明日は動物園へ行くからって嬉しそうに言う母親が見せてきたのは…イケメンの写真が載っているチケット
二宮さんから、貰ったんだって
何度か、聞いた事のある名前
父親の同僚で、仲良しなんだって
夏休み中なんだし家族で動物園へ出掛けましょうって事になったとか
しかし、翌日の朝、母親のスマホへ…息子が熱を出したと二宮さんからメッセージが届く
中止になるんだと思った俺は部屋着のままでウロウロ
しかし、息子さんが…おばぁちゃんと留守番するから大丈夫って言ってるとか
楽しみにしてたんじゃないのかな?
自分だけ、行けない事に落ち込んでないの?
そんな事を思いながら着替えて、父親が運転する車で俺達が二宮さん宅へ向かうと、玄関先に…パジャマ姿の幼い少年が立っていた
母親が指差しながら…二宮さんの息子の和也君だと教えてくれる
随分と、可愛い顔をしているから、思わず、じっと…パジャマ姿の和也君を眺めてしまう
俺達が到着した事に気付いて…二宮さん宅の前で停まっていた車が、ゆっくりと、動きだし、和也君がブンブンと大きく左手を振る
少し…赤い顔でニコニコしながら
じっと…眺めていたから、気付いてしまった表情の変化
俺は後部座席から身を乗り出しながら父親の腕を掴むと…降りると伝えて、車を停止させた
自分だけ行けない事に落ち込んでない訳がないよね
あの子は、未だ…小学3年生だと聞いた
きっと、自分も行きたかった筈なのに…笑顔でブンブンと手を振ってた理由は?
車から降りてきた俺を不思議そうに見上げる和也君
どうしたの?
車…行っちゃったよ?
有名な芸能人と会えるチャンスなのに行かないの?
母親が二宮さんに貰ったのは、人気アイドルグループがゲスト出演するトークショーのチケット
何か…ニュースでやってた
動物と触れ合う楽しさを伝えるトークショーに、人気アイドルグループがゲスト出演する事になったから、驚く程…手に入れるのが難しいチケットになってしまったとか
サインが貰えるかもって…お母さんが言ってたよ?
俺の事を見上げてくる…赤い顔
あまり、芸能人とかに興味ないから…和也君と留守番したくなったんだよ
学校で自慢できるかもって思ってたけど…俺が車から降りたのは赤い顔で手を振る和也君の側に行きたくなったからだろうね
俺は和也君の掌を握りながら二宮さん宅へ入った
熱が出ちゃって残念だったね
人気があるアイドルのサインを貰えるチャンスがあるかもしれなかったんだから、行きたかったでしょ?
二宮さん宅には…和也君の、おばぁちゃんがいたから、俺は自己紹介をした
ちょっと、驚いた表情をしていたけれど…優しい笑顔で俺を和也君の部屋へと案内してくれる
俺の手を離す事なくベッドへと寝転ぶ和也君
僕は平気
今日を楽しみにしていたのは、僕よりも、お母さんだから
お母さんが、大好きな人のサインを貰えたら、嬉しいな
僕は平気
だけど、初対面の俺の手は離さないのは、きっと、寂しさから
おばぁちゃんだけだと思ってたけど、お兄ちゃんも側にいてくれるの?
ふふって嬉しそうに綻ぶ赤い顔
ニコニコしながらブンブンと手を振ってたのは、きっと、今日を楽しみにしていたお母さんを心配させない為
僕は平気だよって
だけど、和也君を眺めていた俺には…一瞬だけ、見えてしまったんだ
笑顔の中に、寂しそうな表情
側にいるから、寝よっか
コクンと頷きながらも、和也君は俺を見上げてくる
その瞳は印象的で、綺麗な飴色
僕に…お兄ちゃんが出来たみたいって感じる
そう言われて嬉しかったけど…離れない掌から伝わってくる体温が高くなったと感じて不安になる
笑顔だけど…頬は真っ赤で、潤んだ瞳
繋いでいない方の掌で額に触れたら和也君の瞼が、ゆっくりと、落ちた
お兄ちゃんの手、気持ちいいね
弟がいる事は知ってるけど、お母さんが帰って来るまでは、僕の…お兄ちゃんになってよ
駄目?
小さく動く唇から零れる熱い息
ちょっと、待ってて
俺は小さな手を離すと…慌てて、和也君のおばぁちゃんを呼びに行く
急激に、熱が上がった和也君にビックリした俺はオロオロとしながらも…おばぁちゃんと病院へと向かった
和也君は入院する事になってしまって、動物園へ着く前に、俺達の家族が乗っていた車はユーターン
俺は病院へ辿り着いた両親達と弟の、ゆうに、お願いした
今日の事は、和也君が尋ねてこない限り、喋らないでほしいって
眠っている和也君は、お母さんが楽しみにしていたトークショーへ参加できなかった事を知らないから
お母さんが大好きな人のサインを貰えたら嬉しいって言っていた優しい男の子だから、きっと…ガッカリしてしまう
動物園へ着く前に戻ってきた事を知ってしまったら
数日後、退院した事を両親から聞いて…安心した俺は和也君のお兄ちゃんにでもなった気分だったのかな?
ちょっと、複雑な感情になったんだ
高熱を出した朝の事は覚えていないらしいから心配しないでって母親に言われて
嬉しそうな顔して俺の事を見上げてたのに

お兄ちゃんになってよって言ってた事、覚えてないのかな?
俺の事も?
ガッカリしながら溢れた大きな溜め息に笑った
勝手に、人ん家の子の、お兄ちゃん気分になってた自分に
修学旅行で、沖縄に行くから、飛行機に乗るんですって
もうすぐ、中学生ね
和也君の話題で盛り上がる両親の会話に加わる俺は、何年も、会っていないのに、お兄ちゃん気分が抜けない
中学生になるんだ
大きくなったんだろうな
あの日の和也君が、中学生になった姿を想像する
大きくなっても、俺を見上げてた、あの瞳の色は変わらないよね
お兄ちゃん気分が抜けない程、何年も、俺の頭の中にいる和也君に笑えなくなったのは、いつだっけ?
何て…忘れる訳ないんだよね
二宮君!
女の子の声に俺は振り向いた
忘れられない、可愛らしい中学生同士のキス
慌てて、女の子と唇を離した顔は、あの日よりも身長が伸びた和也君
こんな所で、中学1年生の和也君と出会うとか…ビックリ
本当に、驚いた
痛いと感じる程…大きな音で鳴った心臓に
コレ…何だ?
あの女の子を羨む感情
参ったね
いつから?
和也君にキスした女の子を妬む様な想いを抱いてたのは
知らなかった
今まで、付き合ってきた女の子達に、興味がなかった理由
ショックが大きくて、今が…デリバリーのバイト中だって事を忘れそうだよ
お兄ちゃんになった気分から…いつの間にか、変化していた心を知った瞬間に失恋
ショックだな
男を好きになってた自分にじゃなくて、追い掛けちゃ駄目な恋だと気付いた事に
「あー心配すぎる……」
スタッフルームの響く情けない俺の声。
「学校まで…ついて行けばよかった……」
「ストーカーみたいだな」
エプロンの紐を結びながら大ちゃんが…チラッと、俺を見る。
俺はスタッフルームの端にあるソファーに座ると出勤前にコンビニで買ってきた缶珈琲のプルタブを開けた。
目を擦りながら、俺は冷たい珈琲を喉に流し込む。

いつまでもショックだなと思うなよ

火曜日

いつも通りの治療をして
水曜、そして今日、木曜。
鼻血ウィークですえーん
治療の後
鼻血が出やすい週と
出にくい週があるみたいで…えーんえーん
今週はどうやら
鼻血ウィーク確定笑い泣き
鼻をかめば
すぐ鼻血。
鼻ポン必須笑い泣き
足の浮腫みも
相変わらず👣
副作用は色々あれど
体調だけは良いウシシ
ただ、コロナがまだまだ
猛威をふるっているので
仕事中も
マスク必須ゲホゲホ
コロナウイルスによる
岡江久美子さんの訃報も
ショックだなぁ…汗
しかも
乳癌を患っていたとは…。
免疫力ない身体への
コロナウイルスは
とても恐ろしい…。
気をつけなくては汗

キャンディが

赤ちゃんを産みましたドキドキ

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人生にはいいことと悪いことの波がある

ずっといい事ばかりではないし

もちろん悪い事もある

そしてそれを超えると横ばいになって

そして緩やかな上昇を描いたかと思うと

急に爆上がりしてみたり

急に落ち込んでみたりする

 

 

経済はどうだろう?

バブルの時代があったかと思えば

リーマンショックがあったり

横ばいになって見たかと思えば

地味ながらも上向きになったり

オリンピックでいい調子ーと思ったら

コロナでドーンと落ちて見たりね(笑)

 

だから…

 

ずっと落ち込んではいないのよ

メンタルを崩す必要なんてなくて

ただ待つの

 

待ち伏せするの

 

自分のやれる最大限をして幸せの待ち伏せをしておくの

 

来た!と思ったらすかさずキャッチ。

 

必ず波がある。

 

 

自分の人生のありえない落ち込みがあったら

「経済でいうリーマンショックだな」

そう思って!

 

必ず普通に戻るから。

 

待つしかない。

 

ただ淡々と…

 

 

 

セレナ

 

 

 

 

ショックだな あったらいいなをカタチにする

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しかし、翌日の朝、母親のスマホへ…息子が熱を出したと二宮さんからメッセージが届く
中止になるんだと思った俺は部屋着のままでウロウロ
しかし、息子さんが…おばぁちゃんと留守番するから大丈夫って言ってるとか
楽しみにしてたんじゃないのかな?
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そんな事を思いながら着替えて、父親が運転する車で俺達が二宮さん宅へ向かうと、玄関先に…パジャマ姿の幼い少年が立っていた
母親が指差しながら…二宮さんの息子の和也君だと教えてくれる
随分と、可愛い顔をしているから、思わず、じっと…パジャマ姿の和也君を眺めてしまう
俺達が到着した事に気付いて…二宮さん宅の前で停まっていた車が、ゆっくりと、動きだし、和也君がブンブンと大きく左手を振る
少し…赤い顔でニコニコしながら
じっと…眺めていたから、気付いてしまった表情の変化
俺は後部座席から身を乗り出しながら父親の腕を掴むと…降りると伝えて、車を停止させた
自分だけ行けない事に落ち込んでない訳がないよね
あの子は、未だ…小学3年生だと聞いた
きっと、自分も行きたかった筈なのに…笑顔でブンブンと手を振ってた理由は?
車から降りてきた俺を不思議そうに見上げる和也君
どうしたの?
車…行っちゃったよ?
有名な芸能人と会えるチャンスなのに行かないの?
母親が二宮さんに貰ったのは、人気アイドルグループがゲスト出演するトークショーのチケット
何か…ニュースでやってた
動物と触れ合う楽しさを伝えるトークショーに、人気アイドルグループがゲスト出演する事になったから、驚く程…手に入れるのが難しいチケットになってしまったとか
サインが貰えるかもって…お母さんが言ってたよ?
俺の事を見上げてくる…赤い顔
あまり、芸能人とかに興味ないから…和也君と留守番したくなったんだよ
学校で自慢できるかもって思ってたけど…俺が車から降りたのは赤い顔で手を振る和也君の側に行きたくなったからだろうね
俺は和也君の掌を握りながら二宮さん宅へ入った
熱が出ちゃって残念だったね
人気があるアイドルのサインを貰えるチャンスがあるかもしれなかったんだから、行きたかったでしょ?
二宮さん宅には…和也君の、おばぁちゃんがいたから、俺は自己紹介をした
ちょっと、驚いた表情をしていたけれど…優しい笑顔で俺を和也君の部屋へと案内してくれる
俺の手を離す事なくベッドへと寝転ぶ和也君
僕は平気
今日を楽しみにしていたのは、僕よりも、お母さんだから
お母さんが、大好きな人のサインを貰えたら、嬉しいな
僕は平気
だけど、初対面の俺の手は離さないのは、きっと、寂しさから
おばぁちゃんだけだと思ってたけど、お兄ちゃんも側にいてくれるの?
ふふって嬉しそうに綻ぶ赤い顔
ニコニコしながらブンブンと手を振ってたのは、きっと、今日を楽しみにしていたお母さんを心配させない為
僕は平気だよって
だけど、和也君を眺めていた俺には…一瞬だけ、見えてしまったんだ
笑顔の中に、寂しそうな表情
側にいるから、寝よっか
コクンと頷きながらも、和也君は俺を見上げてくる
その瞳は印象的で、綺麗な飴色
僕に…お兄ちゃんが出来たみたいって感じる
そう言われて嬉しかったけど…離れない掌から伝わってくる体温が高くなったと感じて不安になる
笑顔だけど…頬は真っ赤で、潤んだ瞳
繋いでいない方の掌で額に触れたら和也君の瞼が、ゆっくりと、落ちた
お兄ちゃんの手、気持ちいいね
弟がいる事は知ってるけど、お母さんが帰って来るまでは、僕の…お兄ちゃんになってよ
駄目?
小さく動く唇から零れる熱い息
ちょっと、待ってて
俺は小さな手を離すと…慌てて、和也君のおばぁちゃんを呼びに行く
急激に、熱が上がった和也君にビックリした俺はオロオロとしながらも…おばぁちゃんと病院へと向かった
和也君は入院する事になってしまって、動物園へ着く前に、俺達の家族が乗っていた車はユーターン
俺は病院へ辿り着いた両親達と弟の、ゆうに、お願いした
今日の事は、和也君が尋ねてこない限り、喋らないでほしいって
眠っている和也君は、お母さんが楽しみにしていたトークショーへ参加できなかった事を知らないから
お母さんが大好きな人のサインを貰えたら嬉しいって言っていた優しい男の子だから、きっと…ガッカリしてしまう
動物園へ着く前に戻ってきた事を知ってしまったら
数日後、退院した事を両親から聞いて…安心した俺は和也君のお兄ちゃんにでもなった気分だったのかな?
ちょっと、複雑な感情になったんだ
高熱を出した朝の事は覚えていないらしいから心配しないでって母親に言われて
嬉しそうな顔して俺の事を見上げてたのに

お兄ちゃんになってよって言ってた事、覚えてないのかな?
俺の事も?
ガッカリしながら溢れた大きな溜め息に笑った
勝手に、人ん家の子の、お兄ちゃん気分になってた自分に
修学旅行で、沖縄に行くから、飛行機に乗るんですって
もうすぐ、中学生ね
和也君の話題で盛り上がる両親の会話に加わる俺は、何年も、会っていないのに、お兄ちゃん気分が抜けない
中学生になるんだ
大きくなったんだろうな
あの日の和也君が、中学生になった姿を想像する
大きくなっても、俺を見上げてた、あの瞳の色は変わらないよね
お兄ちゃん気分が抜けない程、何年も、俺の頭の中にいる和也君に笑えなくなったのは、いつだっけ?
何て…忘れる訳ないんだよね
二宮君!
女の子の声に俺は振り向いた
忘れられない、可愛らしい中学生同士のキス
慌てて、女の子と唇を離した顔は、あの日よりも身長が伸びた和也君
こんな所で、中学1年生の和也君と出会うとか…ビックリ
本当に、驚いた
痛いと感じる程…大きな音で鳴った心臓に
コレ…何だ?
あの女の子を羨む感情
参ったね
いつから?
和也君にキスした女の子を妬む様な想いを抱いてたのは
知らなかった
今まで、付き合ってきた女の子達に、興味がなかった理由
ショックが大きくて、今が…デリバリーのバイト中だって事を忘れそうだよ
お兄ちゃんになった気分から…いつの間にか、変化していた心を知った瞬間に失恋
ショックだな
男を好きになってた自分にじゃなくて、追い掛けちゃ駄目な恋だと気付いた事に
「あー心配すぎる……」
スタッフルームの響く情けない俺の声。
「学校まで…ついて行けばよかった……」
「ストーカーみたいだな」
エプロンの紐を結びながら大ちゃんが…チラッと、俺を見る。
俺はスタッフルームの端にあるソファーに座ると出勤前にコンビニで買ってきた缶珈琲のプルタブを開けた。
目を擦りながら、俺は冷たい珈琲を喉に流し込む。


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